「36ぷらす3」とは?九州を周遊する特別な観光列車
九州全県を巡る5つのルートと「35のエピソード」
JR九州が誇る「36ぷらす3」は、5日間かけて九州全県を一筆書きのように周遊する特別な観光列車。
曜日ごとに異なる5つのルート(赤・黒・緑・青・金)が設定されており、1日単位から自由に乗車できます。
車内や沿線に用意された九州の食や文化を伝える「35のエピソード」を通して、地域の温かな魅力に触れられます。
「36ぷらす3」の名前の由来と人気の理由
名称にある「36」は、九州が世界で36番目に大きな島であることに由来しています。
そこに「お客様」「地域の皆様」「JR九州」の3つを足し、感謝の言葉「サンキュー!(39)」の意味が込められました。
クラシックかつラグジュアリーな漆黒の車体(787系)と、畳敷きの個室や和のインテリアが旅情を格段に引き立てます。
車内設備と座席(部屋)の種類!おすすめの選び方
1号車〜3号車:プライベート感を満喫できる「グリーン個室」
1号車から3号車は、畳敷きや重厚な木工細工(大川組子)で施された豪華な「グリーン個室」です。
1号車は3〜4名用、2号車は3〜6名用となっており、ご家族やグループでのご旅行に最適でしょう。
3号車には1〜2名用の個室が備わっており、落ち着いた空間で特別なひとときを過ごせます。
4号車・3号車:体験とグルメを楽しむ「マルチカー」と「ビュッフェ」
3号車には、約17年ぶりに復活した伝説の「ビュッフェ」が併設されており、九州の銘酒や軽食が楽しめます。
4号車「マルチカー」では、体験イベントや地域スライドショーなどが開催され、乗客同士の交流も広がります。
乗車中は座席にとどまらず、共用スペースで寛ぐひとときも魅力の一つと言えるでしょう。
5号車:カジュアルに楽しむ「グリーン席(座席)」
5号車は、乗車券・特急券・グリーン券(きっぷ)のみで利用できるリクライニングシート仕様のグリーン席です。
好みの駅弁やドリンクを持ち込んで気軽に観光列車の旅を満喫したい方に適しています。
広々としたシートピッチと上品な内装で、長距離移動でも非常に快適な乗り心地を約束します。
【2026年最新】6号車が個室へリニューアル!「プレミアムランチプラン」
2026年9月より、6号車は従来の畳敷き座席から1〜2名用の「グリーン個室」へと全面リニューアルを果たしました。
これに伴い新設された「プレミアムランチプラン」では、より上質で特別なコース料理や食後のドリンクが提供されます。
ご夫婦やカップルで最高峰の列車旅を満喫したい場合、迷わず選ぶべき極上のプライベート空間となります。
【最新】「36ぷらす3」の運行ルート・時刻表・運転日まとめ

曜日別運行ダイヤ・停車駅一覧表
各曜日ルートの運行区間と主な発着時刻は以下の通りです。
| 曜日(ルート) | 運行区間 | 発着時刻 | 主な停車・おもてなし駅 |
|---|---|---|---|
| 木曜日(赤の路) | 博多 → 鹿児島中央 | 10:00発 → 16:26着 | 玉名駅、牛ノ浜駅 |
| 金曜日(黒の路) | 鹿児島中央 → 宮崎 | 11:22発 → 15:40着 | 霧島神宮駅、大隅大川原駅 |
| 土曜日(緑の路) | 宮崎空港・宮崎 → 大分・別府 | 11:36発/11:48発 → 17:12着 | 延岡駅、宗太郎駅、重岡駅 |
| 日曜日(青の路) | 大分・別府 → 小倉・博多 | 10:48発 → 16:41着 | 杵築駅、中津駅、門司港駅 |
| 月曜日(金の路) | 博多 ⇔ 佐世保 | 11:23発 → 16:13着(往路) 17:27発 → 20:06着(復路) | 肥前浜駅、武雄温泉駅、上有田駅 |
途中下車で楽しむ沿線のおもてなし駅
「36ぷらす3」の大きな醍醐味は、途中の停車駅で実施される地域住民による特産品販売やお出迎えイベントです。
例えば木曜日コースの牛ノ浜駅では絶品の地元スイーツが販売され、日曜日コースの門司港駅では散策時間も設けられています。
列車に乗るだけでなく、九州各地の特産物や温かいおもてなしに直接触れられる趣向となっております。
「36ぷらす3」の運賃・料金プラン・コース一覧
食事付き「ランチプラン」「プレミアムランチプラン」の料金
1〜3号車のランチプランと、6号車のプレミアムランチプランは「乗車券+特急券+グリーン券+お食事」のセット商品です。
| 曜日 | ランチプラン (1〜3号車・大人) | プレミアムランチプラン (6号車・大人) |
|---|---|---|
| 木曜日 | 32,200円 | 39,000円 |
| 金曜日 | 21,100円 | 28,000円 |
| 土曜日 | 25,400円 | 32,000円 |
| 日曜日 | 24,500円 | 31,000円 |
| 月曜日 | 21,800円 | 28,500円 |
※3号車・6号車の個室を1名で利用する場合は、別途追加料金(ルートにより11,000円〜22,000円)が必要となります。
食事なし「グリーン席プラン(きっぷ)」の料金
5号車で利用できる「グリーン席プラン」は、乗車券・特急券・グリーン券からなる普通のきっぷ扱いです。
| 曜日(主な区間) | 大人料金 | こども料金 |
|---|---|---|
| 木曜日 (博多 → 鹿児島中央) | 18,320円 | 13,460円 |
| 金曜日 (鹿児島中央 → 宮崎) | 7,520円 | 5,410円 |
| 土曜日 (宮崎 → 別府) | 10,680円 | 7,490円 |
| 日曜日 (大分 → 博多) | 12,210円 | 8,750円 |
| 月曜日 (博多 → 佐世保) | 7,960円 | 5,630円 |
個人予約の手順と「10時打ち」成功のコツ

予約受付の開始時期と申し込み窓口
プランによって予約開始時期や窓口が異なるため注意しなければなりません。
食事付きプランは旅行商品となり、「36ぷらす3専用WEBサイト」または大手旅行会社で数ヶ月前から受付が開始されます。
一方、5号車の「グリーン席プラン」はご乗車日の1ヶ月前午前10:00より「JR九州インターネット列車予約」等で発売されます。
激戦のグリーン席を確保する「10時打ち」のコツ
5号車グリーン席の発売日は1ヶ月前の10:00ジャストから始まるため、人気の木曜コースなどは即日完売する事例も目立ちます。
「JR九州Web会員」に事前に登録を済ませ、クレジットカード情報や乗車区間を入力して待機することが鉄則となります。
10時00分00秒のタイミングに合わせて照会ボタンを押す「10時打ち」を行うことで、獲得確率は飛躍的に向上するでしょう。
キャンセル待ちの狙い目と注意点(アレルギー・ドレスコード)
満席の場合でも、食事付きプランの取消料が発生する乗車日21日前や、きっぷの払い戻し期日に空席が急遽出ることがあります。
なお、提供されるランチメニューはアレルギー対応を行っていないため、事前にアレルギーの有無を確認しておく必要があります。
ドレスコードに厳格な決まりはありませんが、清潔感のあるスマートカジュアルな服装での乗車が車内の雰囲気に適しています。
手間なしで確実に乗るなら!おすすめ旅行会社ツアー

旅行会社(JTB・クラブツーリズム等)のパックツアーを活用するメリット
個人での「36ぷらす3」予約や宿泊施設の手配に不安がある場合、旅行会社が販売するパッケージツアーが大変便利です。
往復の航空券や新幹線、高級ホテル、観光地の周遊バスがオールインワンで組み込まれている点が強みと言えます。
予約競争の激しいチケットを確実に確保してもらえるため、失敗したくない特別なご旅行に強くおすすめします。
ツアー選びのポイントとおすすめコース
ツアーを選ぶ際は、「36ぷらす3」のどの曜日ルートに乗車できるかをしっかり確認することが肝心です。
JTBやクラブツーリズム、阪急交通社等では、全ルートを制覇する豪華周遊ツアーや、温泉宿と組み合わせたプランが豊富に展開されています。
添乗員が同行するツアーを選べば、現地の移動手続きやタイムスケジュールに悩まされることなく快適に周遊を楽しめます。
まとめ:最高の列車旅を楽しむための最終チェック
最後にご乗車前の確認ポイントをおさらいしておきましょう。
- 目的やご予算に合わせてプランを選択する(食事付き個室かカジュアルな5号車グリーン席か)
- 5号車グリーン席は「乗車日1ヶ月前10:00」の10時打ちを狙う
- 予約の手間を省き確実に乗車したい場合は旅行会社のツアーパッケージを利用する
「36ぷらす3」は、九州の素晴らしい自然景観と豊かな美食、心温まる地域の人々との出会いを約束してくれます。しっかりと事前準備を整え、九州をめぐる一生の思い出となる贅沢な鉄道旅行へ出かけてみませんか。







